児玉語録12月号 『 「YES、WE CAN」 ⇒ 「YES、WE DID」 』
2008/12/02
『 「YES、WE CAN」 ⇒ 「YES、WE DID」 』
(そうだ、私たちはできるんだ) ⇒ (そうだ、私たちはやったぞ)
バラク・オバマ上院議員が、米国史上初の黒人大統領として、
当選を果した。まさに、この事実以上の「チェンジ」はないだろう。
同氏は当選演説で、
「黒人も白人もない、 若者も年寄りもない、
金持ちも貧しい人もない、民主党も共和党もない、
ヒスパニック ・ アジア系 ・ ネイティブアメリカンもない、
我々は今も、そして、これからもアメリカ合衆国そのものだ」
と団結を呼びかけた。
僕は、この演説に心を打たれた。
敗れた共和党のマケイン氏もオバマ氏に対し、
人種問題を乗り越えて、米国初の黒人大統領となる偉業を称えたという。
オバマ氏の支持者たちの間に広がった歌の中の言葉
「 YES,WE CAN 」 (そうだ私たちはできるんだ) が象徴的で、
素晴らしい「キーワード」であったと思う。
厳しい勝負の世界に生きている我々には、
言葉の持つ力を本能的に知っている。
言霊(ことだま)である。
日本人は特に、言葉の持つエネルギーを大事にしてきた。
「書いた言葉」でも「話した言葉」でも、言霊は宿るのである。
言霊とは「言(こと)は事(こと)になる」の意味。
要するに「発せられた言葉、或いは書かれた言葉は事実となる」
ということだ。
心・技・体とあるが、技術と体力が拮抗して最後の場面になった時、
精神力が勝負の決め手となるということは、我々はよく解っている。
そこで、プラス思考で思い切って積極的になるか、消極的になるかが
勝負の分かれ目となる。
その心を支配しているのは、案外単純な言葉であり、
それが大事なキーワードとなる。
オリンピックなどでも、陸上の100mやスピードスケートのスタート直前や
或いは野球のピッチャーがマウンド上で
呪文を唱えるように、口を動かしているアスリートは数多く見られる。
卓球でも、国際大会などで、一本を争う大事な場面では、よく見受けられる。
「自分の状態は最高だ」 「最後は勝つ」 「自分はできる」
「リラックスして思い切ってやろう」 「自分にはツキがある」
など、自分のキーワードとなる言葉を持っていて、つぶやいているのであろう。
大脳生理学では、「言葉はまさに意識そのものだ」と言われている。
言葉とは、人間が進化する道程で、培ってきた非常に重要な能力だ。
「単純な一言」であっても、100以上ある筋肉を自在に操り、
声帯や気管、口、舌を変化させ発声させる。
そして、自分の意志を伝えるだけでなく、
自分の心に影響を与えることも出来るのである。
自分の長所を認めて褒め、仲間の良いところを褒め、
一人ひとりの夢や目標、チームとしての夢・目標を貫徹できるよう、
全員が協力し合い、アメリカ合衆国の大統領選のように
「 YES、WE CAN 」から「 YES、WE DID 」と胸を張り、
全員が「強い思い」を持って、願晴っていこう。

児玉圭司総監督
昭和35年~現在
明治大学体育会卓球部監督
明治大学体育会卓球部総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役社長
日本学生連盟 会長
明治大学駿台体育会 会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督
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