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児玉語録

児玉語録7月号『本気で行動を起こし継続しよう』を掲載

2015/07/06



 
       
   
第234号
 
 


 
 

2015.7.1
        
『本氣で行動を起こし継続しよう』
 
天は自ら助くる者を助く
これは、やれるだけの最上の努力をすれば、天が助けの手を差し伸べてくれる・・・という、
自律を重視する考え方です。
他人に対する依頼心を持たずに、自らの努力によって生きる。
天が味方になるのだから、自律心のある人は間違いなく成長することができます。


 
といわれています。

人間には、無限の能力があることの自覚が必要。
人間には、本質として無から有を生じさせる無限の能力がある。
人間の脳には、無限の可能性を引き出す仕組みがある。
 
ライト兄弟が、20世紀の初めに、世界で初めて有人動力飛行を成功させた・・・
という話は、世界中誰でも知っているでしょう。
その道程は、非常に厳しく、資金に苦しみながら、失敗に失敗を繰り返し、
それを成長の糧にして、努力を重ねて、成功にこぎつけたと言われている。
ライト兄弟は、自転車屋をやりながら、飛行機作りに興味を持ち、挑戦してきたのである。
 
私は最近になって、天文学者で発明家であり、航空力学の権威でもある、
サミュエル・ラングレー博士という人の存在を知った。殆どの人は知らないのではないでしょうか。
直ぐにインターネットで調べました。
ラングレー氏は、有人飛行の実現に優れた知力と、豊富な資金と人材を活用して、
ガソリンエンジン付き航空機のテスト飛行にも成功して、彼の成功は間違いないと言われていた。
 
しかし、それでも2度に亘って失敗し、非難の嵐が巻き起こり、彼はやる気をなくし、
何十年も追求し続けた飛行への夢を諦めたのである。
 
そして、その数日後、教育もなければ、資金もない、

無名のライト兄弟が製作したフライヤー号が有人飛行に成功したのである。
失敗し諦めたラングレーに対し、
ライト兄弟は、喜びにひたりながらも、実験と研究を重ね、世間にその偉業を認めさせた。
 
この違いは何だったのだろうか?
どちらも飛行機を飛ばすために、最大限の努力をした。
 
ラングレーは成功しない方法に、全財力、全精力を注ぎ込んだ、
ライト兄弟は成功する方法を見つけ出し、そこに全精力を注ぎ込んだ。
 
つまりどんな物事にも、上手くいく方法もあれば
どんなに願晴っても、上手くいかない方法もあるのです。
 
もし、自分が今の人生において、上手くいかず、思い通りの結果が得られないのであれば、
それは、自分の願晴りが足りないのではなく方法が間違っているという可能性はないか
今の方法を続けていて、望み通りの結果が得られるのだろうか・・・と考えて、考え抜いて、
創造性ある方法を編み出していくことも必要なのではないか。
 
やる気とは突然に起きるものではない。
やる気が起きてから、行動するのではなく、とにかくやってしまうことが大事。
まず行動を起こす
行動を起こせば、やる気が出てきて継続させることが簡単になるものです。
行動することの副産物がやる気なのである
 
「感情によって行動を起こすというよりは、行動に感情がついてくる場合の方が多い」
と心理学者は言っています。
 
やった方がいいと思ったことは何でもやってみればいい
思い切って行動を起こしてしまえばそれはこんなに簡単なことだったのかと思えてくるだろう
 
坂村真民(さかむら しんみん 97歳にて永眠 日本の仏教詩人)の詩を紹介しよう。
              
「本気」
本気になると世界が変わってくる
自分が変わってくる
変わってこなかったらまだ本気になっていない証拠だ
本気な夢・本気な目標・本気な努力
ああ 人間一度
こいつをつかまんことには
( 坂村真民 「本気」 一部表現を変えて引用しています。)    
 

兒玉圭司名誉総監督

昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督

(株)スヴェンソン 代表取締役会長

日本学生卓球連盟 名誉会長

明治大学駿台体育会 名誉会長

昭和31年
世界選手権シングルスベスト16
昭和40年
第28回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和48年
第32回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和50年
第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督