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兒玉語録5月号『納得目標と熱意により、可能性は無限に拡がる』を掲載

2010/05/06

君達は、今年の正月元旦のミーティングでも、
或いは選手同士のミーティングなどでも、
今年度は春、秋のリーグ戦、夏のインカレ全てに優勝し、
選手全員で感動を味わおうと
「強い意志」と「強い熱意」を持って、目標を決めた。

部員全員がいろいろ考え、
あらゆる角度から検討して決めた目標のことを、「納得目標」という。
この「納得目標」とは
○部員全員が、充分話し合い、一人ひとりが納得して決めたものである
○チームや組織、自分自身に対する約束事である
○約束は守らねばならないし、守るためにある
○従って、その目標は本気で取り組み、必ず達成すべきものである
○精一杯の目標に挑み、達成した時、人とチームは大きく成長する
○個人やチームの戦績は、個人やチームが「強い意志」と
「強い熱意」をもって、どれだけ願晴ったかという「証」である

ここで肝に銘じなければならないのは、チームとしても、個人としても、
心に誓って決めた目標、その「納得目標」に対し、
同じ条件でスタートしたはずなのに、年度後半になると、
いつの間にか目標計画の進捗に選手間で差が出てくることである。

それは何故起こるのか? どこに要因があるか・・・といえば、
まず目標計画に対して、チームでの行動計画の策定が必須なのは、
言うまでもない。

チームでの「納得目標」は決まっても、
その先の一番肝心な個人単位の計画となると、
日を追うごとに、どんどん行動計画が具体的になっていくべきなのに、
選手によっては先延ばしにしたり、
いつまでも目標が漠然としたままにしてしまう。

また、選手によって、目標・行動計画への対処の仕方が異なり、
計画実行のスピードに差が出てきてしまう。
その選手個人のスピードの差が、
チーム全体の進捗の障害になってしまうのである。


何かを生み出すために、或いは何かを成し遂げるために、
何と言っても大事なのは、熱意である。

もちろん、知恵や才能はあるに越したことはない。
しかし、結局は熱意があるか無いかが、
成功するかしないかを決めるカギ
になる。
これは私の体験からくる持論である。
君達が掲げた抱負、選手全員で感動を味わおうという
納得目標」を聴いて、私は物凄い熱意を感じた。
ワクワクとした明るい気持ちで、期待している。

熱意のみなぎっているところ、人は必ず新しい道を開くのである
常識では考えられないことまで、やってのけてしまう。

自分の運命を切り拓いたり、新しい発明発見をしたり、
独自のアイデアを生み出したり、
いわば、それまでの常識を破ってしまう
熱意が発するところ、次々と新しい着想が生まれてきて、
必然的に常識が破られていく。

常識というのは、先人の知恵の積み重ねであるから、
もちろん大事である。けれども、新しいものを生み出すためには、
一度常識から自分を解放しなければならない。
そのために、強い熱意が必要である。

物事を成し遂げるときには、熱意というものが最も大事な要素である。
目標の無いところには、熱意やヤル気は起こらないのは、言うまでもない。

君達が一丸となって、納得目標に向け努力をする・・・
そしてリーダーが、熱意を込めて方針を語り、全力を傾ければ必ず、
選手たちも、その熱意に動かされずにはいられない・・・
と確信している。
熱意は、必ず感染するのである。
心理学者は、これを“感染反応”と言っている。
そして、モラルが高まって、
素晴らしいチームワークが出来てくるのである

このことは、今日まで私自身、会社の仕事の面でも、卓球の指導者としても、
何回も体験してきた。
この熱意のことを、今の時代では「」が出るとか、
オーラ」が出ているとかいうのだと同じだと思う。

熱意はあらゆるものを生かし、そして動かす原動力である。


児玉圭司総監督

昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~現在
明治大学体育会卓球部総監督

(株)スヴェンソン 代表取締役会長

日本学生卓球連盟 会長

明治大学駿台体育会 名誉会長

昭和31年
世界選手権シングルスベスト16
昭和40年
第28回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和48年
第32回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和50年
第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督